海水／塩水から作る
スラリーアイス製造機「マリンスター」
海水/塩水を冷却金属面に循環させて液中でスラリーアイスを発生させます。この方法で作るスラリーアイスは、「−1℃〜−5℃」0.3mm程度の粒径です。他の製氷機種と比べると魚を微細氷で包み込むため、冷却時間は最短です。漁獲直後の魚を急冷できるため優れた鮮度維持効果が得られます。
主な特徴
- 魚体に優しい0.3mm
- 最適な塩分濃度と温度
- 大容量の製氷が可能
- 消費電力は従来の約半分
主な用途
- 魚の活け〆および非凍結急冷
- 設計条件Point
- 標準電圧は3φ 200/220Vです。異電圧仕様として380V、400V、440Vが選択可能です。
- 蒸発温度はマイナス20℃時の能力を基準としています。
- 使用原水が海水の場合、ろ過殺菌された清浄海水をご利用ください。
- スラリーアイス製造装置は屋内仕様です。屋外仕様もオプションで製造可能です。
スラリーアイス製造イメージ
スラリーアイスの氷濃度を表す指標として、I P F ( Ice Packing Factor ) という比率表示があります。I P Fとはスラリーに含まれる氷の含有率 ( 氷濃度 ) のことで、この数値が高いほどスラリーに含まれる氷量が多くなり蓄熱量が増加します。「マリンスター」では標準仕様として I P F 35%まで設定可能。オプション設定( 注1 )では I P F 50%までのスラリーが製造可能です。
注１： I P F 36%以上での製造は高トルク、スラリー撹拌機に変更することで対応可能です。
参考仕様書
| MS-□K マリンスター製氷機 |
MS-1K | MS-3K | MS-5K |
|---|---|---|---|
| 標準スラリー製造量 ton/24h ※1 | 3.0 | 9.1 | 15.2 |
| 減速機（kW） | 0.2 | 0.4 | 0.75 |
| 循環ポンプ（kW） | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
| サイズ（L×W×K） | 550×550×577 | 650×650×980 | 970×970×1010 |
| 必要冷凍能力（kW）※2 | 5.0 | 15.0 | 25.0 |
| スラリータンク （製氷機搭載可否） ※3 |
○ | ○ | ○ | ー | ー |
|---|---|---|---|---|---|
| 海水スラリー防熱タンク（屋外設置可能） | T1-FRP | T3-FRP | T5-FRP | T10-FRP | T15-FRP |
| スラリー実容量（M3） | 1 | 3 | 5 | 10 | 15 |
| タンク内径（mm） | 2000 | 2200 | 2200 | 2200 | 2200 |
| タンク高さ h（mm） | 1000 | 1500 | 2000 | 3300 | 4600 |
| スラリー撹拌機（kW）（IPF15%以下） | 2.2 | 2.2 | 3.7 | 3.7 | 5.5 |
| スラリー撹拌機（kW）（IPF15%以上） | 3.7 | 3.7 | 5.5 | 7.5 | 11.0 |
| スラリー輸送ポンプ出力（kW）概略値 | 0.4 | 75 | 75 | 1.5 | 1.5 |
- 注１初期水温15℃ 外気温20℃ 設定IPF15%
- 注２外気温：32℃ 冷媒蒸発温度：－20℃時の冷凍能力
- 注３スラリー輸送ポンプの容量は使用量と距離に応じて選定します。
- 注４タンク上部のスペースによりMS-3Kまでしか設置できません。5tonまたは複数台設置では径の大きいタンクの適用となります。
構造図
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IOTを活用した遠隔管理システム -
設置事例
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25㎥タンク×2墓 -
10㎥タンク×2墓 -
スラリーアイス自動販売設備 -
スラリーアイス自動販売設備