海水フレーク製氷機 | アイスマン株式会社

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製品情報
海水フレーク製氷機

鮮魚の鮮度保持や輸送用に開発!
海水を用いたマイナス製氷が可能

海水フレーク氷は非常に薄く、また、塩分を含んでいるため通常の清水で作られた氷より柔らかく温度が低い特徴があります。主に魚介類の冷却、鮮度保持用の輸送用の氷として使われます。アイスマンの製氷機は、左図のようにドラム状になっています。ドラムの内面（冷却面）はマイナス25℃で冷却されており、冷却面に海水を流し急冷することとで海水を凍結させます。凍結した海水はドラムの内部に取り付けられたブレードにより剥離され氷が排出されます。この製氷機は非常にシンプルな構造で、堅牢性があり日常的なメンテナンスが容易です。

主な特徴

表面積が大きい
海水が使える
急速冷却

主な用途

水産物の高鮮度保持

海水の凍結点

塩分濃度(wt%)	0	1	2	3	4	5	7.5	10	12.5	15	17.5	20	23.1
凍結点Te(℃)	0.0	-0.6	-1.2	-1.8	-2.4	-3.1	-4.7	-6.5	-8.6	-10.9	-13.5	-16.5	-20.8

注：できた直後の氷は過冷却されており本表の塩濃度15％以下までは、濃度に関わらず、氷温度がマイナス9℃程度まで下がる場合があります。過冷却が戻るまである程度時間を置いてからご使用ください。
※世界各地の海水塩分濃度=3.0～3.4%( 参考値)

海水フレーク氷の納入先での使用例

水産物が凍り始める直前の温度を選定し、海水と清水を混ぜて塩分濃度を調整した原水をつくります。その塩分濃度を調整した原水を、製氷機に給水し製氷します。そして、製氷した氷をそのまま水産物の予冷・保冷で利用します。氷と同濃度の海水( 塩水) を混ぜていただきシャーベット状にして利用も可能です。海水( 塩水) の塩分濃度選定、塩分濃度調整方法、給水方法、設置場所については別途ご相談ください。

海水フレーク氷
シャーベット状にしたマイナス1.2℃の海水フレーク氷
マイナス1.2℃の海水フレーク氷

設定条件

1製氷量は供給される水温と冷凍機の能力変動によって変化します。
2標準電圧は3φ 200/220V ですが、異電圧仕様として380V、400V、 440Vが選択可能です。
3蒸発器は直膨タイプです。 R-410Aでの蒸発温度はマイナス25℃時の能力を基準としています。
4使用原水が海水の場合、ろ過殺菌された清浄海水をご利用ください。
5水の凍結点は塩分濃度により決まります（本機種では塩分濃度5％まで製氷可能です）。
6海水フレーク製氷機は海水と同程度の凍結点、粘度、および比熱を有する液体であれば基本的に製氷することが可能です（強酸性液、強アルカリ性液は不可）。
7海水フレーク製氷機は陸上設置および屋内設置が標準仕様です。船舶搭載型および屋外仕様もオプションで製造可能です。

貯まる様子
満氷時の貯氷庫
屋外仕様（オプションの一例）

製品型式

型式	製氷能力 (ton/24h)	外形寸法(mm)			製品重量 (kg)	運転重量 (kg)
型式	製氷能力 (ton/24h)	W	L	H	製品重量 (kg)	運転重量 (kg)
WBM-01	1	670	838	890	180	190
WBM-02	2	760	912	1000	260	280
WBM-03	3	760	912	1285	280	300
WBM-05	5	1000	1480	1670	600	650
WBM-07	7	1000	1480	1900	720	780
WBM-10	10	1280	1780	2170	1630	1680

製氷能力は以下の条件です。蒸発温度ET = －25℃　原水温度 = 15℃　外気温度 = 32℃
末尾追加記号　M = 船舶搭載型　を指します。
外形寸法は2019 年6月時点のものです。予告なく変更になる場合がございます。
寸法はフレーク製氷機本体のみで、配管ヘッダーやドレンパンは含まれておりません。
冷凍機を含まない寸法です。
実際の仕様とは異なる場合があります。詳細は各機種（型式）の仕様書をご請求ください。
表示の製氷能力は、使用の諸条件により変動します。目安であり氷の生産量を保証するものではありません。（諸条件の一例：地域の電源周波数・外気温度・原水温度・冷凍機の冷凍能力・製氷設備の設置環境・冷媒配管の距離の長さ等）

製品仕様

標準仕様(設計値)
電　　源	3φ 200V/220V 50/60Hz
蒸発器	直接膨張式
蒸発温度	−25℃
冷　　媒	R448A/R449A/R463A-J
使用原水	清浄海水/塩水
原水温度	0〜30℃ ※1
周囲温度	0〜35℃ ※1
設置環境	屋内設置